TOKU/LOVE AGAIN
衝撃的いやその頃の空気で言うならば想定外か、それが彼を初めて聴いた時の感想です。どうも彼がJAZZ的なのは、楽曲の消化が上手く、それが彼の血肉となり、彼が演奏すれば、それが彼のものになるのです。それはJazz Musicianの本質の一部かもしれませんが、演奏というフィジカル的な部分に彼の才能の片鱗を感じる所以でもあります。
まあとにかく11/26に2年半ぶり出るこのアルバムも非常に期待しているわけです。そこでやはり一番期待してやまないのが、M-2の”ROCK WITH YOU ”(マイケル・ジャクソン)なのです。これまでの歴代カバーを聴くにつれ、まずオリジナルやジャズクラッシックのカバーより、ポップフィールドの楽曲の出来が気になってしまうのです。
そんな訳で、ニューアルバム発売記念にからんで(というかこのアルバムの蛇足は後日という事で)、本日はTOKUの歴代カバー曲を紹介しようかと思います。
題してフリーソウル”TOKU”です。*1
KISS OF LIFE / SADE
- アーティスト: TOKU,馬場督之,ロイ・エアーズ,クリス・チーク,アダム・ロジャース,バスター・ウィリアムス,グラディ・テイト
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 2001/01/24
- メディア: CD
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僕が初めて、彼を知るきっかけとなった曲で、いわずもがな超有名曲。スモーキーなボーカルが実に良く、この曲をカバーするならばおそらくTOKUしかいないでしょうとシャーデーも思ってるはず。当時歌の上手い歌手はちらほら出てきていましたが、外人にはいるのに日本人にはいなかった、セクシー系男性ボーカル(そのいわゆる男の色気があるということです)が誕生したと感動し、泣いたものです。GOLDEN LADY / STEVIE WONDER
- アーティスト: TOKU,マユミ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2003/01/22
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スティービーの歌もビートルズの曲に次いで、いろんなミュージシャンにカバーされていますが、そういう他のミュージシャンと比べてもクオリティーの高いものであります。Wonder Wrote It!っていうスティービー・ワンダーに関わる曲ばっかりでDJ SPINNAとBOBBITOが作ったミックスCDがありましたが、あれに入っていそうな感じでDJとかにも好まれると思います。ちなみに曲はブラジリアンテイストなアレンジでセルジオメンデス的な感じもします。HELLO IT'S ME / TODD RUNDGREN
- アーティスト: TOKU,T.Hino,T.Rundgren,S.Wonder
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2004/03/10
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この曲もトッド・ラングレンというよりアイズレー・ブラザースの気分を感じます。ピアノのストリングで始まるイントロでもう勝負ありました。I Can’t Tell You Why / Eagles
- アーティスト: TOKU,SHANTI,小島良喜,小沼ようすけ,高水健司,荻原亮,塩谷哲,西脇辰弥,山木秀夫,秋田慎治,佐藤“ハチ”恭彦
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2006/02/22
- メディア: CD
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ロックです。イーグルスです。まさかこんな曲までカバーと思わせ、期待以上の回答を出してくれてます。さびのコーラスがカッコイイ。イーグルスってかっこいいと思わなかったけど、かっこいいとと思い直した瞬間でした。ちなみにアメリカではかっこいいんでしょうかねイーグルスって。
以上ポップフィールド的な解釈で各アルバムを振り返ってみました。が当然Jazzサイドも聴きごたえはありますので、またの機会があればそちらサイドからもご紹介させていただきたいと思っています。過去のアルバムでも聴きながら11/26を待ちわびましょう。それではまた。 バイなら。ならバイ。