Amp Fiddler, Sly & Robbie/Inspiration Information Vol. 1


何か最近気になるものはないかと思うものの、CD屋まで足を運びというのもなぜか気が向かないもので、こういう雰囲気が日本全国に伝染して、CDショップ、レコード屋の経営を圧迫して、いざという時に何もなかったという状況を生み出すのでしょう。(いわば後の祭りって感じですか)
ところで本日のアンプ・フィドラーも結局はネットで知る始末でして、楽曲についてもMyspaceでチェックという、ていたらくぶりには呆れかえりますが、今一番買いたいと思わせるCDなのは確かなのです。

まずはこれを見てください

P-FUNKのメンバーとしても活動していたキーボーディストのアンプ・フィドラーが単身ジャマイカに渡って、スライ&ロビー*1とがっぷり四つで制作した」と、いかにも宣伝ですかと煽ってますが、その煽りが嘘じゃなく企画自体がはっきりとリスナーが触手を動かさざる負えないほど魅力的なのです。
以下この企画盤の趣旨を抜粋します。

[Strutが仕掛けるニューライン「Inspiration Information」とは]
1.気鋭のアーティストやプロデューサーが自らのキャリアに影響を受けたヒーローとタッグを組み、スタジオに5日間こもって曲を書き、レコーディングを行う。
2.オープンなA&Rを信念とし、従来のアーティスト・アルバムに対するアーケティング上の制約に捕われず、本能の発露を重視し、様々なスタイルを融合することを目的とする。
3.アルバムのスタイルも、あくまでもアーティストの意向を尊重したものとし、形式云々にはこだわらない。
4.3分程度の短い楽曲からフリーフォームな長尺の楽曲までなんでもOK。
5.フレッシュなスタイルとサウンドで録音時の生な感動を伝える。
6.ミックスダウンの直後からプロモーションがスタートし、セッションから3ヶ月以内にリリースすることを原則とする。

どうです特に1.5日間こもるとか、6.3か月以内にリリースといったスピード感が、楽曲の熱を冷まさせづアーティストとリスナーの距離を近ずけてるように感じますし、ぜひ生で見たいと思わせるものです。


*1

Inspiration Information 1

Inspiration Information 1

*1:ドラムのスライ・ダンバー(本名は ローウェル・チャールズ・ダンバー。彼の好きなミュージシャン、スライ・ストーンにちなんで愛称で呼ばれる)とベースのロバート・シェークスピア、2人のリズムセクションです。1970年代の半ばから、この名義で活動を始めています。